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ここがヘンだよ日本企業 パート1

バリバリの外資系から超ドメスティック企業に転職した時

かなりのカルチャーショックを受けました

そんなわけでその幾つかのカルチャーショックを3つのポイントに集約してご紹介します

 

ここがヘンだよ その1「いちいちルールや○○運動を作る」

とにかく日本企業はルールが多いです

ルールに対するルールも多いです

例えば、「ルールを制定する際にはそのルールの目的、概要、適用範囲、適用期間、例外を明記しなくてならぬ云々」などと書き連ねていきます

そんなわけでどんどんどんどんルールは増えていきます

例えば「社内でのコミュニケーションが足りない」と言われれば、

「全社員挨拶運動」を推進。

例えば「営業中にサボりが発覚した」とあれば「一時間ごとに上司に連絡。ただし顧客と打ち合わせの際はこの限りではない。」など。

会社の文化を変えよう!と抜本的解決方法を模索するのではなく、

場当たり的にルール制定に勤しむのが日本企業の特徴と言えます

 

ここがヘンだよ その2「不毛な会議が多すぎる」

大企業となれば会議が多いです

「会議が多い」ということが問題となると、「◯曜日は会議禁止」などと現状と合わないルールを作ったりして現場の混乱を招くこともしばしば。

しかし会議をしても「結局声が大きい人が勝つ」「誰も責任を負わないので、結論は上司に委ねることが決まる」ことが延々と繰り返されます

はっきり言って不毛です

外資系ではほとんど会議はありません。

というかそんなことをやっている時間の余裕がないのです

ボスが個人的に話したいことがあれば部下を呼んで話すし、あるいはランチミーティングで済まします

どんなプロジェクトもリーダーが決められているので、

リーダーが戦略を決めてフォロワーはそれに従う

うまくいかなければリーダーの責任です

 

ここがヘンだよ その3「企業の上下関係が人間の貴賎を決める」

何も「外資系はフラット、日本企業はピラミッド」と言いたいわけではありません

ある面だけ見れば外資系の方が上下関係は厳しいです

しかし、それはあくまで企業のなかだけの上下関係であり、

企業の中の上下関係がプライベートの身分制度にまで延長してくるのが日本企業です

なので上司は言いたい放題、パワハラし放題

電通の問題もはっきり言ってこの日本企業ならではの身分制度が起因なのではないでしょうか

自殺された方の上司の発言記録を拝見する限り、その感が拭えません

これは非常に根深い問題なので、

パート2では「その3」に絡めてもっとディープな問題について書きます

外資系で働くデメリット

二回に分けて、外資系で働くメリットとデメリットを書こうと思います

まずはデメリットから。

 

キャリアパスが限られている

支社の中でどんなに偉くなっても支社のマネージャーどまり。

社内公募に応募して、より大きな海外拠点に移ったり、

本社へ栄転することも可能性としてはありえますが、

現地採用社員は現地採用のままの可能性が最も高いです

また日本企業みたいにジェネラリストを育てる風土ではないので、

昇進はあってもキャリアチェンジはありません

 

②日系大企業に比較すると福利厚生が恵まれていない

日本の大企業では、寮や家賃補助、確定拠出年金、社内積立金、研修制度、

そして社員割引サービスなど、充実した福利厚生がありますが、

外資には最低限のサポートしかありません

なので外資の見た目の年収は高くても、

生活に余裕があるのは日系大企業の社員だったりします

 

③ガバナンスが行き届いていない

いくら大きな企業であっても、日本の拠点が小さい場合、

本社から遠いこともあって、ガバナンスが行き届かないところが多く見られます

パワハラ、特定の社員のえこひいき、部下の出世を断つ、

など許されない行為を上司がおこなっても、なかなか発覚しません

結果として、少人数に権力が集中した一党独裁政権が築かれることもあります

 

④「来年はここにいないかもしれない」とずっと考え続けなくてはならない

外資は簡単に解雇します

家族がいるとか、プロパーだからとか、十年以上会社に貢献してきた、とか

そんな事情は一切関係ありません

プロスポーツ選手と同じで、

「年俸をこれだけ出すので、年俸に見合うパフォーマンスを出してね」

と契約関係で結ばれていると考えた方がよく、

パフォーマンスを出せない場合は解雇です

(一年ぐらいはチャンスをくれるでしょうが)

 

ということで外資系で働くデメリットを並べてみました

最後の④は別としても、

外資系企業で働くデメリットは「結局日本支社でしかない」という一点に集約されるようです

なので外資系の本社で働くことができれば、

多くのデメリットは解消されると思います

 

こんな外資系で誰が働きたいと思うのでしょうか?

それが、いるのです!(私もその一人でした)

次回は外資系で働くメリットについて書きます

ブラック企業脱出の方法

ブラック企業なんて入らないに越したことはないけれど、
入ってしまった場合どうすれば良いのでしょうか?
それは「一刻も早く脱出する」に限ります
 
とは言っても、収入の目処や次の仕事が見つかっていない場合は退社するのも不安というのが常識的な心理でしょう
なので、今の仕事を続けながら次の職場を見つけていくこととなります
主に①自ら直接応募、②転職エージェントからの紹介、③企業からのスカウト
をミックスしながら次の仕事を見つけていくのですが、
私の実体験からすると、①、②、③の順に頼りになります
そんなとき根本の指針となるのがマーケット感覚です
マーケット感覚を身につけよう! - Chikirinの日記
(私はちきりん氏の本を二冊読んだ程度だけれど、彼女の本を読むと自分のとった行動を後から肯定してもらえた気分になります)
 
マーケット感覚を転職市場に適用させると、
「自分がどこに行きたいか」ではなく、
「自分という人材を求める企業はどこにあるのか」が優先事項となります
それさえ見つけられれば転職活動の半分は達成したも同然で、
残りの半分は他の候補者との純粋な競争のみ。
 
私の最初の転職は
新卒入社直後、年齢24歳、ニート歴1年、大卒というスペックの時に発生しました
特筆すべき経験はありません
ただし海外の大学を出ていたので、英語だけはある程度できました(当時のTOEICスコアは900でした)
 
そんな私が目をつけたのは、海外でキャリアフォーラムを開催しているエージェントの企業紹介ページです
そのページには「海外大学or大学院出身者や英語のできる人材を積極的に採用したい」と考えている企業が採用リンクを置いていました
つまり私のような人材を求めている企業が集う場所です
私はそのサイトに的を絞りました
ただし、語学力の条件がマッチしたとしても、転職者にはそれ相応のスキルが要求されるのが常です
ほとんど職務経験のない私にチャンスはあるのしょうか?
私は待ちました
毎日何度もサイトをチェックし、自分でも受けられそうな会社が出てくるのを待ちました
 
この「応募前のステージ」で大事なのは闇雲に自分の履歴書を乱発しないことです
企業の応募条件をよく読み、
彼らのニーズに合うような履歴書と職務経歴書を作成して応募したほうが書類選考をパスする可能性は上がります
嘘を書いてはいけませんが、彼らが欲している経験や能力にフォーカスして履歴書を作っていきます
(逆に「彼らのニーズに合わない自分の能力は省略する」という戦略もあります)
「いくら文章を工夫しても彼らのニーズに応えられる履歴書/職務経歴書を作成できない!」という場合は、
「そもそも自分にその実績と能力がない」ということなので応募しない方がいいです
私が半年待たざるをえなかったのも、経験値のない転職者を雇う企業なんてそうそうないからでした
 
そんな延々と待ち続けたある朝、パッとある外資企業の求人がページに浮上しました
見れば「経験はあるに越したことはないが必須ではない。PCスキル、英語力、業界への興味が条件」とあります
「これだ」と私は思い、履歴書と職務経歴書作成に取り掛かり、応募をしました
そして、思惑どおり面接に呼ばれました
 
面接もしっかりと企業研究をし、自分の経歴を筋道立てて説明できるように準備
そんな風に気合を入れていくと、一社の面接だけでもヘトヘトになります
自分に実績が十分あれば、そこまでの準備もいらず、「希望数社まとめて面接」ということもできるかもしませんが
実績も該当業界の知識もゼロだった当時の私には一社が限界だったのです
 
そして採用通知を得ました
その時、エントリー者は十人ほどいましたが、採用されたのは私だけ
後で面接してくれた人に話を聞くと、「きのさんの採用については、誰も反対しなかったのですよ」と
 
私はこうして私のリソースを120%活用することで、無事にブラック企業を脱け出ることに成功しました
ブラックに嵌ってしまった人も諦めるにはまだ早いです
 
ただし、ここで書いた方法は
タイトル通り
ブラック企業脱出の方法」=「とりあえず現状の仕事を辞めたい!」
という人のための方法です
もっと高みを目指している人、キャリアアップしたい人は、
「自分という人材を求める企業はどこにあるのか」ではなく、
「自分がどこに行きたいか」を優先させるべきです
 
人生の可能性は無限大ですから、なんだってやってみよう!という気持ちが大事だと思います

いじめをなくす方法

いじめをなくす方法について色々と考えたことがあって、

「これは役立つのではないか」と、ハタと思いついたことがあります

 

それは中学校三年間のうち「一年間の義務留学」制度

 

つまり「中学校を入学してから卒業するまでの三年のうち一年間は必ず他の国で学ばなくてはいけない」というもの

現地でも日本人同士で固まらないように、

学生は異なる都市の異なる学校に行き、

「国語」「数学」「理科」「社会」「英語」の日本の授業はネット配信かDVDで受け、

残りの時間は現地の学校に通ったり、ボランティアしたり、

あるいは何もせず異国の空気を吸うだけでもいいかもしれません

 

留学の時期は自由に選べ、

中一の夏休みから中二の夏休みまででもいいし、

中三の最後の一年間でもいい(受験を受けるために帰国するぐらいのことはできるはず)

 

この義務留学が「なぜいじめの解決になるのか?」というと、

「①いじめを受けている生徒は一年間学校から離れられる」という点と、

「②教室内での派閥を作りにくくする」の二点です

 

①いじめを受けている生徒は一年間学校から離れられる

たとえ中学校に入ってすぐいじめのターゲットにされてしまっても、

5月に留学してしまえば、もう物理的にいじめはうけなくて済みます

しかも「全員が必ず留学しなくてはいけない」ので、

生徒は誰にも後ろめたい思いをせず海外に行くことができます

いじめをしている生徒と留学の時期をずらせば、合計二年間いじめを避けられますし、

帰国したくなければ留学を延長したっていいでしょう

 

②教室内での派閥を作りにくくする

いじめというのは必ずしも1対1で起こるものではありません

いじめの首謀者は一人か二人だとしても、

その取り巻きがいることでどんどん事態が陰湿化・残酷化してしまうのです

そういった「いじめグループ」という派閥を作らせないこともこの制度の目的です

この義務留学制度であれば、頻繁に日本にいる生徒が入れ替わるため、

派閥が作られにくいという効果もあります

現にクラスが固定化されない大学時代になるといじめは大きく減少します

 

アメリカで銃乱射事件があったりすると

すぐに「若者の心の問題」「家庭の問題」が取りざたされますが、

まずは銃の規制をすることが現実的で最大の抑止力となるのは自明のこと。

銃規制の厳しい日本では学校内の銃乱射事件が起きていないのを見れば明らかです

 

それと同じで、いじめによる他殺/自殺が起きたら「若者の心の問題」「家庭の問題」が取りざたされますが、

大人たちがそんな悠長な議論をやっているあいだに、

いじめられている子供たちはどんどん追い込まれていきます

今日もどこかで命を絶とうする生徒がいます

議論も大切なことですが、

まずは「いじめられている人」と「いじめる人」とを大人が物理的に引き離してあげることが

最大の解決策になるのではないでしょうか

 

それにこれは私の浅はかな期待かもしれないけれど、

いじめている側だって一年間海外に行って様々な価値観に触れることで、

多少人間が変わるんじゃないかなと思っています

 

留学させるためのお金はどうする?という話もあるけれど、

インドとか、カンボジアとか、フィリピンとか生活コストの低いところであれば、

たいして税の負担にはならないんじゃないんでしょうか

 

授業が遅れるのではないか?学生が留学先で勉強しているかどうか誰がチェックするんだ?

という反対意見もあるかもしれませんが、

それは学生を信頼していなさすぎだと私は思います

テストはネットで受けられるようにし(今でもTOEICやSPIはネットでできる時代です)、

ネットやDVDを使って好きな時間に授業を受けられるやり方が合っている学生は多いでしょう

それに「留学先で勉強をしない人」は、

そもそも日本で授業を受けていたって授業を聞いているかどうか怪しいものです

 

治安の問題もありますが、海外では治安はお金で解決できますから、

これはコストの問題に集約されます。

受け入れ先はホストファミリーにお願いし、

現地に数人のバイリンガルのアドバイザーを派遣しておいて、

学生は困った時に彼らと連絡を取れるようにしておく

 

もちろんいじめを受けていない人にとっても、

十代の多感な時期に海外で生活してみるというのは

それだけで価値があると私は思うし、

その一年間の経験は彼らの人生に良い影響をもたらす気がしています

 

大人になってから、

「中学校の時、どこに留学した?」

「私はマニラだったよ」

「へぇー、私はウズベキスタンだったよ」

みたいな会話ができるのも面白そうです。

 

確かに10代の初めの頃に親元を離れ、異国で日本人一人になるというのは孤独だと思います

それでもいじめられて心に深い傷を負ったり、

命を落としたりするよりも、

広い世界に出てみて「こんな世界もあるんだ」と彼らの心を自由にしてあげることは

決して悪いアイデアではないのではないでしょうか

 

自分が中学生の時にこういう制度があったらよかったなと私は思います

ブラック企業の見分け方

私はまんまと一社目でブラックに嵌ってしまったクチだ

ブラック企業脱出の術」についてはまた別の機会に書くけれど、

そもそもブラック企業に入る前に避けられればそれが一番良いのは言うまでもない

 

当時の私は従業員10人に満たない小規模な会社にばかり応募をしており(その理由についてもまたいずれ書く)、

それらの面接体験をベースにしてみると、以下の条件に当てはまる企業はブラックである確率が高い

 

①1次面接だけで採用される

 従業員を大切にする企業は、それだけ人を雇うことに慎重になる

 バイトじゃあるまいし、一回の面接でOKするのは従業員の流入/流出回転率がそれだけ早い証拠である

 つまり雇い主側は「誰でもいいや(どうせすぐに辞めるから)」と思っているからなのだ

 比較的かんたんに解雇する外資系ですら4回以上(チームメンバー2回、上司1回、本国の人事や上司とウェブを通して1回)面接をする会社もざらだし、

 まともな日本企業であれば最低二回は(担当と役員)面接をする

 

②企業の歴史が浅い

 これは何も「新しい会社だから悪い、古い会社だから良い」というわけではない

 しかし歴史が長ければ長いほど市場のテストに耐えられてきたということなので、一つの評価軸にはなるだろう

 10年ではだめで、企業の歴史としては20年以上は欲しい

 逆に20年以上の歴史のある企業であれば、ブラックである確率はぐっと減る。

 

③社員に知性と品性がない

 言わずもがなである

 知性も品性もない社員を面接官として抜擢している企業がホワイトであるわけがない

 数値化はできないので自分で判断するしかないが、

 あなたに一般人としての知性と品性があれば見分けられるだろう

 

他には会社の構えも結構大事で、

その会社の入り口まで来て、「なんかヤバイな」という本能的なものがチラリと頭をかすめたら

ささっと逃走したほうが良い

 

③>②>①の順で重視すべき項目だと思われる

ちなみに私が入ったブラック企業は上記の①と②が当てはまった

唯一面接してくれた社長さんだけは一般的な知性と品性を持っており、安心して入社したのだが、

ふたを開けてみたら雇用保険も給与明細もない「ブラック企業・真打」であった

こういうケースもあるので注意です

日本企業と「高い城の男」

バリバリの外資系から日本の大企業に転職して、

「あ、この感じは......」

とふと気づいたことがある

 

よく言われることだが、外資系企業というのは、

多くの場合「日本支社」でしかない

「本社さま」は海の向こうにいて、絶対的な権力を握っている

 

例えば、電話会議も、全社メールも、プレゼンも、社内newsも全部英語だし、

「支社は全部本社のやり方に従ってね」

と欧米流の商習慣がそのまま日本支社に適用され(日本の事情などお構いなし)、

「今度本社からVIPが行くから失礼のないようにね!」

というお達しが急遽くだり、

いよいよ海外のVIPが来日しようものなら

日本人の社員が大名行列のごとくお出迎えする

 

 

 

そんな環境で働いていると、

「あぁやっぱり日本は支社なんだな」と思い知らされた

 

 

では、日本の大企業ではどうなのか?

海外に進出している日本企業もある。その場合「本社さま」は日本である。

 

となると、プレゼンや重要な会議では必ず同時通訳がつくから日本語でOKだし、

 社内newsは日本語、

海外の社員は日本のVIPにペコペコし、

せめて挨拶だけでも日本語でと、

「オハヨウゴザイマス」「アリガトウゴザイマス」などと涙ぐましい努力を見せる

何より日本人のおっさんたちのど下手な英語を

(同じ日本人が聞いてもわからないぐらいヒドイ英語を)

辛抱強く必死に聞き取ろうとする姿にはあっぱれである

 

 

これを見て、

「あ.....この感じは」

と私は思った

「あ.....この感じは『高い城の男』だ」と。

 

 

「高い城の男」はフィリップ・K・ディックの小説で、

「もし日本とドイツが戦争に勝っていたら」という歴史のIFを物語へ持ち込んだ長編小説だ

この物語の中ではアメリカ人が戦勝国である日本人にペコペコしており、

皆日本語を話そうとし、日本人に取り入ろうとする者や

その態度を軽蔑する者などが出てくる

(さいきんamazonでドラマ化された。小説とは全然違うストーリーだが、これはこれで面白い)

 

「そっかぁ、日本の大企業っていうのは、『日本が戦争に勝った世界』のミニチュア版なんだぁ」

と私はそこで思ったわけである

 

どちらが楽か?といえば、

日本人の私にとっては「日本が戦争に勝った世界のミニチュア版」だ

でも........

全く英語ができない、努力もしない、

あるいはヒドイ英語のくせに「オレは英語ができる」と思い込んでいるおっさん達を見てると、

 もやもやする気持ちを抑えきれないのも、また正直なところである